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日清シスコ株式会社 東京工場(熊谷市妻沼)

日本ではじめて開発され・大量生産されたコーンフレーク『シスコーン』や「ココナッツサブレ」を製造

読者のみなさん
昨年はご愛読いただきありがとうございました。みなさんに興味を持っていただけるように今年も頑張ります。よろしくお願いいたします!

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みなさん!!この坊やに見覚えはないですか??今回はこの坊やでおなじみの『あの商品』を作っている工場へアリエリ2人で訪問してきました!


その名も・・・・熊谷市妻沼にある『日清シスコ株式会社東京工場(ニッシン シスコ)』です。


日清シスコ 東京工場のご自慢ポイント
2011年7月に建設された工場にてつくられている『シスコーン』。これは、日本ではじめて開発され・大量生産されたコーンフレークなんです!







『ココナッツサブレ』・『エースコイン』・『パティシエのこだわり』など、とっても有名な主力製品がこの東京工場のみで作られています。全国津々浦々においてあるココナッツサブレが全てこの東京工場で作られているなんてビックリです\(◎o◎)/!


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日清シスコの歴史を教えて
1924年大阪・堺の播磨伊之助 氏が自宅の納屋を改造して播磨屋製菓所を開いたことから日清シスコの歴史がはじまります(Haappy Birthday!!!)
その後多くの試練に見舞われ、転機が訪れたのは、1955年。エースコインが販売され大ヒットとなりました。1963年に我国初のコーンフレーク工場を大阪・堺市に完成させ、「世界の朝食シスコーン」のキャッチフレーズで大ヒット商品となります。
1964年に東京工場が稼働し、1965年にはココナッツサブレが発売!!現在にいたるまで数々のヒット商品を生み出しています。2011年には東京工場内に新たな工場(第2工場)が完成し、コーンフレークの生産が行われています。さらに、開発研究所も併設されていて、ここで新製品の開発が行われているのです。
開発拠点は熊谷オンリー、毎週のように新製品会議が行われているようですよ。
(日清シスコ株式会社パンフレット参照)



シスコーン坊や3代目デビュー
1代目シスコーン坊やはインディアン(アメリカの穀倉地帯をイメージしています)
2代目シスコーン坊やは『パラッパラッパー』のイラストレーターであるロドニー・アラン・グリーンブラットが描いてくれたそうですよ。
3代目シスコーン坊やは日清シスコさんのホームページをみていただければわかるように「シスコーンファミリー」が新たに誕生し、「家族の愛情」をテーマにしています(*^^)v

時代の潮流に合わせた「可愛さ」、を求めて新たなキャラクターをどんどん生み出している日清シスコ。アリ曰く「強い種が生き残るのではない、変化に適応する種が生き残るのだ」だそうです。



東京工場の由来

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熊谷市にあるのに東京工場・・なんで?と思った読者さんもいらっしゃるのではないでしょうか!?もともとは関西資本の日清シスコ、関東に進出する際に「東京工場」といえば、関西の人の感覚で「聞こえがいい」と思ったのだそう(笑)

東京工場には全部で223人の人が働いていて、その4割が女性。工場内を見渡していても多くの女性が働いていました。



東京工場の徹底した衛生管理

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東京工場に車ではいると警備員さんが、遠隔でピピッと体温をはかってくださいました!アリエリの体温は問題なしのため、工場へはいることができました。

工場の敷地に入ると甘い香りがただよっていて、激甘党のアリにとっては天国のような場所でした。


自動ドアにも工夫があり、エントランスの自動ドアは二重になっており、1つめの自動ドアがしっかりしまってから、2つめの自動ドアがあく、そして入退室の際はしっかりチェックされているようですよ。


製造ラインの場には、使える筆記用具と台紙もきちんと決められているのには驚きでした。


それでは、いざ新工場である第2工場へ
ここではシスコーンがつくられています。
HACCPの認定工場でもあります。(HACCPについては藤沢商事の記事を参照してください)


1.おなじみの、風ルーム
ゴミやチリなどを風で吹き飛ばします。
kazeroom.jpgエリもすっかり風ルームには慣れたものです(3回目)。
この後おなじみコロコロタイムもあったのですが、シスコさんでは、90秒コロコロを全身にかけるのです^^実際にやってみると90秒って意外に長いんですよ(笑)
2.扉をあけると、あらっ??シスコーンの香り??
とうもろこしの香りがお出迎え。そして、とうもろこしを調理する超巨大な何かが!!


3.原料を投入し、計量を経て、とうもろこしを調味液で蒸し煮するクッカーに投入されます。
これがクッカーです。
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ここでは、投入毎に記録をとり、何か問題があった時にでも、いつクッカーにいれたとうもろこしであるかをチェックできるような体制が整っているんです。これがクッカーで蒸し煮されたとうもろこしです。
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4.次の工程でとうもろこしをフレークにするための作業が行われていました。

蒸し煮したとうもろこしをドライヤーで乾燥させ、ロールでコーンフレークの形にのばします。そして、ジェットオーブンで焼き上げ私たちがよく目にするパラパラのシスコーンができあがります。

モチモチしていたとうもろこしがパラパラのコーンフレークに移り変わっている姿をわが子の成長を見守る母のような眼差しで見てしまいました(>_<)

IMG_2682.JPGパラパラ感の伝わるいい写真が撮れました(自画自賛)


こんがり色に焼きあがった下の機械でコーンフレークは色彩チェックされます。
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5.その後、味付やビタミン掛けを経て包装作業へとうつります。
今回はチョコレート味の味付けを見学させてもらいました!この機械味付け・ビタミン掛けを行い、

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↓↓↓
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このようにおいしそうなにおいを漂わせながらでてきました~。


次にシスコーンが銀色の袋に袋詰めされます!!
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この機械で計量されて、下にシスコーンが落ちて袋詰めされる!という流れなんですが、1~2秒毎に袋詰めされていて、驚きの速さでした!!

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しかし、わたしたちの手元に届くまでに数々の試練をシスコーンはくぐらなければなりません。

X線検査
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重量チェック(体重検査)
金属探知機
そして、紙箱・段ボール箱につめられておいしいシスコーンが私たちの手元に届くのです。


徹底した衛生管理、そしてこまめに従業員さんがクリーンルーム内を清掃されている様子を見て、一消費者としてとても安心もしましたし、これからもシスコーンをいっぱい食べたいなと思いました。



さらにさらに『シスコーン』は涙なしには語れない開発ヒストリーがあるんです。先代の播磨伊之助 氏は「日本の朝食にコーンフレークという新たな食文化を創造しよう」という決心のもと、日本で初めて大量生産・大量販売を行ったのです。

あの有名なアメリカの会社よりもはやく大量販売をしたそうですよ。先ほどちょっと書きましたが、コーンフレークを作る機械はとっても大きいのです。

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敷地内に機械をおさめることがとても難しく、国内で一から設計・製造しなければなりませんでした。
国内には流通していない原料のコーングリッツ(とうもろこしの粒を乾燥して砕いたもの)をどう調達するか?資金をどう調達するか?問題が山積みだったのです。
やっとのことで、巨大な設備が完成した後も機械の不具合が続きました。
しかし、「日本の朝食に旋風をまきおこしたい」という強い思いは決して消えることはなかったのです。


長く困難な戦いの後、シスコーンは大いに話題を集め、コマーシャルにも力を注いだ結果、一大ブームを巻き起こしました。ブームが落ち着いた際には、さまざまなバリエーションを開発し、おまけを付けて話題を集めるなど、さまざまなマーケティング戦略を打ち出しました。


シスコーンは日本のコーンフレークの草分けの商品として、今なお根強い支持を得ています。日本で新たな食文化・朝食文化をゼロからつくりだした会社が日清シスコ株式会社なのです。(拍手!!!!!)



日本でコーンフレークを作っている会社だからこそ、日本人の嗜好をよく理解していると思います。おもしろいフレーバーだとホットケーキ味メロン味があります。とってもおいしそうです。エリも食べてみたいのでお店で見かけたらすぐにレジへ向かいます。
シスコーンはアリの昼食に旋風をまきおこし、アリの昨年度のランチは毎日シスコーンでした(゜レ゜)お世話になっているシスコーンがどのように作られているのか知ることができてよかったと申しておりました(゜レ゜)。


ココナッツサブレ・エースコインの工場が見たくてワクワクしてしまった方、いらっしゃいますか??(はーい!)お待たせいたしました。
ここにはなんと長さ100メートルのオーブンがあるのです!100メートルといったらウサイン・ボルトで9秒、たるみきったアリでは20秒の距離です。圧巻ですよ。


それでは第一工場の様子をお届けしていきます。


まずは生地の計量セクションです~。何人かの人によって手作業で量られていました!ココナッツサブレは17種類の原料で作られているようです(゜レ゜)
次に15分から20分ほど生地を練り、その後1時間ほど生地を寝かす作業があるようです。ココナッツサブレの生地、イチゴのクッキーのピンク色の生地などが大きな容器の中で布巾をかけられてたっぷりはいっていました。


ココナッツサブレでは・・・
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次に生地を伸ばして6層に生地を重ねます。
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拡大!!(重なっているのがよく見えると思います^^)
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この6層の生地を3つの大きいロールを使って1枚に伸ばします。
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1ロール、2ロール、3ロールと3段階でだんだんとうすくなっていくのが目で見えました~。
次はひとつひとつココナッツサブレのかたちに成型されます。
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これは、もう成型マシーンにかかった後のサブレ生地なんですが、
ガシャンと成型マシーンにかかると何十個ものココナッツサブレの生地がででくるのです。
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そしてここ↑↑↑↑で、ココナッツサブレのラインと余った生地のラインの2つのラインが見れると思うのですが、この余った生地はもう1度ラミネーターというところに戻って生地に再生されるそうですよ。
その後ココナッツサブレは砂糖シャワーを浴びます。
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きれいに砂糖がかかっています★
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とうとう100メートルオーブンがでーーーん!!!!
想像以上に長いです!そして、とってーーも室内は暑いです!
ビスケットは早めに流れて5分ほどでこのオーブンをくぐります。温度は250℃で調整されているそうです。
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次の扉までオーブンが続くのですが、けっこう長いですよね??すっごく長いんですよ。
いつも見るのは家庭用のオーブンなので、こんなにも長いオーブンは初めて見ました。100メートルオーブンだとかなりたくさんの個数が一度に流れながら焼けますもんね。


その後今度は100メートルクーリングといって冷やす作業が行われるみたいですよ。


ちなみにクッキーは30メートルのオーブンでゆっくり流れるビスケットは100メートルのオーブンで早めに流れていくそうですよ。


オーブンから焼きあがったばかりのココナッツサブレ、おいしそうです!
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焼き色、厚み、生地の変形が人の目でしっかりチェックされていますよ。
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ここは、トレーに入り包装を待つココナッツサブレです。
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以前はトレーに詰める作業は人の手で行っていたんですって。それが今は全自動化され、作業が省略されたそうです。

日清シスコ東京工場では、機械で行われる部分、人の手で行われる部分がしっかりと分かれていました。

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これは最後にX線、重量検査をしているココナッツサブレです!



倉庫ではロボットでダンボール箱が積まれていきます!
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この一つのココナッツサブレをつくるのにも、多くの方の力・企業の力が組み合わさっていると思うと、感無量ですね。味わってたくさん食べよう~


他の製品についてもちょっとだけ見てみましょう。

しっとりケーキ(さつまいも味・苺味)
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こんな風に生地がぶちゅっとなってます。
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ズームイン!↓↓↓
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こんなおいしそうに焼きあがりました~
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エース家紋ココア味(これは、エースコインの家紋バージョンです)
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大量にエース家紋が流れてきます(*^。^*)(ブレブレで申し訳ないんです。しょぼーん)
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このように一度に大量のクッキーを型抜きしていきます(この型はクッキーの型です)
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↑袋詰めをされて、検査を受ける大量のエース家紋


これは、ロングセラーのエースコインの家紋版です(゜レ゜)
家紋をみて楽しみながらおいしいココア味のクッキーを食べられます。
エースコインは社会の授業で使いたいという声が後を絶たないそうです(^^♪
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おいしく、和同開珎や寛永通宝などが学べる・・すんばらしい商品ですね。これならエリももっと貨幣についてしっかり知識が定着したかも(・.・;)貨幣の歴史をお学びのみなさん、ちょっとした息抜きもかねてエースコインで甘いものを食べながら、お勉強してみたらいかがですか??
エースコインは以前は駄菓子屋さんで量り売りをされていたんですが、湿気が多い日本の風土から、個別に包装されるようになったそうですよ。


工場内にKYという看板が・・

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危険予知して安全作業』
生産管理課長さんがおっしゃっていた工場の使命は、「ケガをせずに規格通りに製品をつくること」。
言葉のとおり、東京工場では多くのチェック機能、こまめな清掃によってしっかりと守られていました。



地元のおいしい企業、頑張っている企業を、消費者としてお菓子大好きアリエリは支えていこうと誓った企業訪問でした。
今回、お世話になった課長さんをはじめ生産管理課のみなさん、お忙しい中お時間をいただきまして、ありがとうございました(>_<)

お話を伺った生産管理課長さんです↓
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同性として見習いたいところがたくさんある課長さんでした~><



≪ココナッツサブレ豆知識≫
ココナッツサブレは年6億枚つくられています。このサブレを縦につなげると、4万3千キロメートル以上\(◎o◎)/!
これは、地球を軽く一周できる距離のようです!
(参照 日清シスコ株式会社 工場のご案内)
日付:2012-01-16