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株式会社ロンコ・ジャパン

LONCO JAPAN ~物流から、経営マネージメントへ~
今回は、手島地区で新たに竣工した「ロンコプロフィットマート熊谷」を訪問しました。本日は株式会社ロンコ・インベストメント・マネジメントの幸前さんにお話を伺いました。



━ 株式会社ロンコ・ジャパンの事業内容などを教えてください。

株式会社ロンコ・ジャパンの主力事業はロジスティクス事業や運輸事業などです。ロジスティクス事業では、「ロンコプロフィットマート」を多機能物流拠点とし、生産性や品質の向上を実現しています。こちらでは、輸送・荷役・保管・流通加工・包装など一貫した物流サービスの提供を行っています。また、お客様のニーズに合わせたサービスを提供することができることが特長です。
運輸事業では、企業ごとの多種多様なニーズ・傾向を把握し、物流に応じた輸送コントロールを実現しています。





ロンコ・ジャパンではワンストップで荷主企業様をサポートするため、その他派遣請負事業や開発事業、リテール事業、DX事業も行っています。
輸送車両として現在約650台を保有し、毎年50台程度トラック台数が増加しています。関西を中心とした日本全国に39か所の物流拠点を運営しており、現在は関東エリアにも範囲を拡大しています。埼玉県内では現在加須エリアと今回の熊谷エリアの2か所となっていますが、今後も良いご縁があれば、越谷市や所沢市等、他の自治体への出店を検討していきたいと考えています。出店が実現すると、現在の拠点の相乗効果もあり、物流の最適化を図ることができると考えています。


━ 運送事業者にて「DX事業」を進めている企業は少ないと思いますが、具体的にどのような事業を実施していますか。

物流の最適化を図るため、AI・IOT・ロボティクス等の先進技術を活用し、物流システムの構築を図ります。また、DX関係の企業と共同開発を行い、配車システムを構築しています。道路の混雑状況、荷物の量・内容、ドライバーの配置状況などを把握し、どのトラックがどこに向かうのが効率的かを瞬時に判断しています。この構築したシステムの販売も行っており、導入した企業からは高い評価をいただいています。


━ 今回「ロンコプロフィットマート熊谷」を出店しましたが、埼玉県での出店は2件目、熊谷市では初めての出店となりますが、熊谷市への出店に伴うメリットはありますか。

まず、熊谷市の人口規模が約20万人都市であることはメリットであると感じています。また周辺市町村も含めて労働力の確保が行いやすいところは魅力を感じる点の一つです。例えば、「ロンコプロフィットマート印西」では、あるドラッグストア企業様の配送拠点となっておりますが、店舗向け配送のためのピッキング作業などが必要となることから100人規模のスタッフ採用に至った経緯があります。
今回のロンコプロフィットマート熊谷ではまだ荷主が決まっていないため、採用規模は定まっていませんが、荷主企業候補様も従業員の確保がしやすい点はメリットに感じられる場合が多く、この点は熊谷市への出店メリットとなっています。


━ 「ロンコプロフィットマート熊谷」の施設の特長はありますか。

当施設は延床面積が約8,000坪あります。同規模の倉庫は熊谷市内にはなく、また有効天井高は6.5mあります。通常の倉庫では、5.5mが多い中、6.5mの高さは大変魅力的な施設となっています。有効天井高が高いことにより、高さのある荷物の保管が可能となったり、保管効率の向上が期待できます。





また、駐車場は乗用車が71台駐車できるほか、大型車用の駐車スペースが36台あるため、待機車両対策にもつながっています。トラックバースも西棟・東棟にそれぞれ2か所ずつ計4か所設置されており、荷物の出入りが頻繁な荷主企業様にも対応できることも当施設の特長となっています。

【大型車駐車場】

【トラックバース】

【トラックバース(施設内)1

【トラックバース(施設内)2

施設内では、事務所スペース及び2階倉庫に空調も完備しており、スタッフの労働環境を向上させています。また、照明設備は人感センサーを採用しており、省電力に取り組むことが可能となっています。また、十分な台数の垂直搬送機や荷物用エレベーターが設置されているため、荷物の縦移動がスムーズです。
倉庫の屋上全面には太陽光パネルを設置しており、倉庫内の消費電力の一部を賄うことが可能です。また、非常用電源も備えていますので、災害などで停電が生じた場合でも一定時間は電力を使用することが可能となっています。
当施設では、近隣住民との関係性も良好であり、今後は地元の方の採用にも力を入れようと考えています。

【空調完備】

【電気設備・非常用電源等】

【垂直搬送機】

【業務用エレベーター】
※ フォークリフトごと入ることが可能な仕様となっています。

【フォークリフトの充電ポイント】

以下の動画では、熊谷工場を紹介していますので、ぜひご覧ください。




━ 近隣住民との関係性が良好とのお話ですが、具体的にどのような取り組みを行っていますか。

近隣住民に対しては、工事着工の前から倉庫建設に当たって説明を行っています。地域住民からの要望もあったため、先日内覧会を実施しました。内覧会には地域住民が70名~80名程度参加していただきました。これまで出店した際には実施したことはなく、今回が初めての試みでした。また、地元自治会からの要望もあり、災害時の一時的な避難場所としての提供も市と調整し、協定を締結する算段となっています。
2階は地上から約10mの高さで、水害発生時の避難場所として活用できると思います。また、先ほどもお伝えしましたが、非常用電源が備わっていること及び太陽光発電設備を設置していることにより、緊急時の電源対策の一助となっています。これからも市や地域と連携していきたいと考えていますので、よろしくお願いします。

【倉庫2階】

【倉庫1階トラックバース1】

【倉庫1階トラックバース2】

※ 東棟と西棟の間はトラックバースとなっており、それぞれトラックの入庫が可能。なお、施設内は一方通行であるため、事故が生じる可能性が低くなっています。

━ 今後の展望を教えてください。

当社は運送業界の中では珍しく、色々な取り組みにチャレンジをしています。現在の取り組みの一つとして、「スイッチ輸送」を導入しています。
こちらは中部エリアから配送するトラックドライバーと東日本エリアから配送するトラックドライバーが中継場所で合流し、ドライバーが入れ替わることによる配送手法です。一人のドライバーが東日本エリアから中部エリアまで単独で配送する場合、例えば片道4時間/往復8時間かかっていた道のりが中継地点で入れ替わることによりそれぞれ中継地点までの片道2時間/往復4時間での配送が可能となっています。以前から物流業界での問題として取り上げられている「2024年問題」の対策の一つにも挙げられています。

また、業界全体の問題として共同配送を進めていく必要があります。そのための拠点整備が必要であり、当社でも各地に拠点を設けているため、取り組んでいくことが可能となっています。元々は工場などの生産拠点から直接消費者(消費地)へ配送していたところ、物流ネットワークの中核となる「ハブ倉庫」に荷物を集めて、そこから配送する仕組みが共同配送のイメージです。
例えば、今まではA社の製品のみの配送をしていた場合、A社の製品のみでは満載とならず、積載効率が低い状況が想定されます。そこで、A社だけではなく、B社・C社の製品も共同配送することにより、積載効率が向上します。

━ お忙しいところ、様々な取り組みなどをご紹介いただきありがとうございました。
   株式会社ロンコ・インベストメント・マネジメントの幸前さん、本日は大変お世話になりました。
  実際に稼働となりましたら改めて訪問させてください。

【写真】

【ロゴマーク】

【乗用車駐車場】

【緑化駐車場】

日付:2025-09-04